今回の患者様は、奥歯の噛み合わせには大きな問題がなく、前歯部の叢生が主な課題でした。
そのため、全顎矯正ではなく「マウスピースによる部分矯正」という選択肢をご提案しました。
部分矯正は、気になる部分に的を絞って歯を動かす治療法です。
全顎矯正と比べて治療期間が短く、費用も抑えられるというメリットがあります。
今回ご紹介するのは、「上下の前歯のガタつき
(叢生)」を、マウスピース矯正の部分矯正によってわずか6ヶ月で改善した患者様の症例です。
この方は「前歯のガタガタが気になる」というご相談で来院されました。
お口の中を詳しく拝見すると、見た目の問題だけでなく、お口の健康にも影響を及ぼしうる状態であることが分かりました。
特に下の前歯は歯同士が重なり合い、一部の歯が前後にずれて不規則に並んでいる状態でした。
歯が重なった部分には歯ブラシの毛先が届きにくく、実際に歯と歯の間に歯石の沈着も確認されました。
この状態が続くと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊が糖を利用して毒素(酸)を生み出し、それにより歯が溶かされる病気のことです。
当院では、“痛みの少ない優しい虫歯治療”を行うとともに、可能なかぎり“歯を長持ちさせる治療”に努めております。
歯周病は、歯の周りの歯周組織(歯肉・歯槽骨・歯根膜・セメント質)に炎症を引き起こしている病気の総称です。
30歳以上の人の歯を失う最大の原因は虫歯ではなく歯周病であると言われており、歯周病の早期治療と日頃の適切な予防ケアが必要不可欠です。
上の前歯にも軽度の乱れがあり、左右の側切歯から犬歯にかけて歯列のアーチが崩れていました。
正面から見たときに歯並びの不揃いが目立ちやすく、口元の印象に影響を与えていました。
歯が重なり合っている部分は、毎日の歯みがきだけでは十分に汚れを落としきれません。
治療前の写真では、下の前歯の歯頸部(歯と歯茎の境目)に歯石の付着が見られ、清掃が行き届いていないことがうかがえます。
歯並びの問題は見た目だけでなく、将来的な虫歯・歯周病リスクにも直結します。

今回の患者様は、奥歯の噛み合わせには大きな問題がなく、前歯部の叢生が主な課題でした。
そのため、全顎矯正ではなく「マウスピースによる部分矯正」という選択肢をご提案しました。
部分矯正は、気になる部分に的を絞って歯を動かす治療法です。
全顎矯正と比べて治療期間が短く、費用も抑えられるというメリットがあります。
今回は、上下ともに前から5番目の歯(第二小臼歯)までを対象範囲として治療を行いました。
奥歯(6番目以降の大臼歯)は動かさず、前歯から小臼歯までの範囲に集中してマウスピースで歯を移動させる計画です。
対象範囲を限定することで、歯の移動量を必要最小限に抑えられるため、身体への負担が少なく、治療期間の短縮にもつながります。
重なり合っていた上下の前歯がきれいに配列され、滑らかなアーチを描く歯並びになりました
正面から見たときの口元の印象が大きく変わり、患者様にも喜んでいただけました。
歯の重なりが解消されたことで、歯ブラシやフロスが隅々まで届きやすくなりました。
治療前に見られた歯石の沈着しやすい環境が改善され、虫歯や歯周病の予防がしやすい状態になっています。
部分矯正という治療法を選択したことで、わずか
6ヶ月という短期間で治療を完了することができました。
という方にも、部分矯正は有効な選択肢となります。
矯正治療で動かした歯は、元に戻ろうとする力が働きます。
せっかく整えた歯並びを長く維持するためには、治療後の「保定」が欠かせません。
保定を行わない場合、後戻りの可能性がありますので注意が必要です。
治療後はマウスピース型の保定装置(リテーナー)をしっかり使用し、定期的なチェックを続けることで、きれいな歯並びを保つことができます。
| 治療内容 | マウスピース型部分矯正 (クリアコレクト) 前から5番目の歯までの範囲 |
|---|---|
| 主な症状 | 叢生(上下前歯のガタつき・歯の 重なり) |
| 治療期間 | 6ヶ月 |
| 治療費 | 440,000円(税込) |
| リスク・副作用 | 保定を行わない場合、後戻りの可能性があります |

当院には日本矯正歯科学会に所属してる"矯正専門ドクター"が在籍しており、定期的に無料相談を行っております。
矯正歯科治療は一般的に治療期間が長く、費用もかかる治療であり、患者様ご自身が信頼できる担当医と納得できる治療方針にて通院できる医院を選ぶことが大切です。
歯並びに関するご相談やお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。