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阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科 [阿佐ヶ谷駅から徒歩1分]

虫歯は何日で進行する?段階ごとの症状と歯医者に行くタイミングを解説

虫歯は放置すると少しずつ歯の内部へ広がっていきますが、その進行速度は一律ではなく、お口の環境や生活習慣によって変わることがあります。痛みが出る時期にも個人差があり、症状だけで進行度を判断するのは容易ではありません。 今回は、虫歯がどのくらいの期間で進行するのか、段階別の症状の変化、受診タイミングの目安について、阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科が解説します。

1. 虫歯は何日で進行する?一般的な目安とは

虫歯は、細菌が歯の表面を少しずつ溶かす病気で、進行速度には個人差があります。数日で急激に進むことは少なく、多くは生活習慣の積み重ねで悪化するとされています。ここでは、虫歯がどの程度の期間で進行していくか目安の期間を紹介します。

①初期の虫歯が広がるまで

歯の表面が白く濁る初期段階では、痛みが出ないことがほとんどです。この状態は数週間~数か月かけて進行する傾向があり、毎日の歯みがきや生活習慣の影響を受けます。

②エナメル質が溶けて穴が開く変化

歯に小さな穴ができるまでには、通常は数か月以上かかるとされます。ただし、甘いものを頻繁に摂る習慣があると、進行が早まる場合もあります。

③象牙質へ到達するまでの期間

象牙質はエナメル質よりやわらかく、到達すると進行がやや速まる傾向があります。この段階では、冷たい物がしみるなどの症状が現れることがあります。

④神経に近づく段階

象牙質の奥に達すると、温かい物で違和感を覚えることがあります。ここまで進行するには、数か月~数年かかることもあり、個人差があります。

⑤進行を早める要因

虫歯の進行速度は、歯質や唾液の量、食生活、歯みがきの習慣などに影響されます。これらの要因が重なると、進行が早まることがあります。

 

虫歯は、数日で急に深く進むことは少ないものの、生活習慣によって進行スピードは変わります。自覚しにくい段階もあるため、小さな異変でも歯医者への早めの受診が大切です。 

2. 虫歯の段階と症状の進み方

虫歯は進行段階によって、歯の状態と感じる症状が異なります。ここでは一般的な段階をもとに、どのように変化していくのかを整理して説明します。

①初期虫歯(CO)の段階

歯の表面が白く濁ったり薄く色がついたりする状態で、まだ穴は開いていません。痛みはありませんが、進行の入り口となるため注意が必要です。

②エナメル質の虫歯(C1)

歯の表面に小さな穴ができる段階で、痛みを感じにくいことが多いといわれています。見た目で気づく場合もあります。

③象牙質の虫歯(C2)

象牙質に進むと、冷たい物や甘い物がしみることがあります。穴が広がりやすく、治療が必要になるケースが多いとされています。

④神経に近い虫歯(C3)

歯の奥にある神経の近くまで進むと、強い痛みが出ることがあります。温かい物でズキズキしたり、何もしていなくても痛む場合があります。

⑤歯の根まで進行した虫歯(C4)

虫歯が歯の根まで進行し、歯の大部分が崩壊している状態です。この段階では、歯を保存することが難しくなり、抜歯を含む対応が必要になるケースもあります。

 

虫歯の進行段階が進むほど症状が強くなりやすく、治療内容も複雑になります。早めに発見することで、治療の負担を抑えた対応が期待できます。

3. 症状から判断する受診のタイミングと注意点

虫歯は症状だけで進行度を判断するのが難しいことがありますが、早めに変化のサインに気づくことで悪化を防ぎやすくなります。ここでは、症状別に受診の目安と注意点を整理します。

①しみる症状が出始めた段階

冷たい物がしみる場合は、象牙質まで進行している可能性があります。食事時毎回しみるようなら、早めに受診することが大切です。

②甘い物で痛みが出る場合

甘い物で鋭い痛みを感じるのは、虫歯の広がりを示していることがあります。症状が増える前に、早めに相談しましょう。

③温かい物で痛むとき

温かい飲み物で痛む場合は、神経の近くまで虫歯が進んでいる可能性があります。ズキズキした痛みが続くと、歯の内部に炎症が起きている可能性があります。

④じっとしていても痛む場合

何もしていなくても痛みが続く場合は、神経の炎症が強いケースです。痛みが弱まっても内部で進行していることがあるため、早めの受診が大切です。

⑤穴が見える・黒い部分が広がるとき

見た目に変化がある場合は、内部で虫歯が進んでいる可能性があります。穴の大きさは進行度と一致しないこともあるため、検査での確認が大切です。

 

軽い症状でも早めに受診することで負担を抑えやすくなります。気になる変化があれば、早めに相談しましょう。

4. 阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科の虫歯治療について

阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科では、できる限り歯を残す、治療後長持ちすることを重視した虫歯治療を行っています。 虫歯は、プラーク(歯垢)中の細菌が糖を分解して酸を生み出し、その酸によって歯が溶けていくことで進行します。 そのため、早期に発見し、適切な治療を行うことが大切です。 当院では、痛みに配慮しながら根本から改善を目指し、健康な歯を守る治療を心がけています。

 

【阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科の虫歯治療の特徴】

当院の虫歯治療のポイント①:痛みを抑えた優しい治療

麻酔時の痛みをできるだけ軽減するため、表面麻酔や極細の35G針を使用しています。 注射の痛みが苦手な方でもリラックスして受診していただけるよう、細部まで丁寧に配慮しています。

当院の虫歯治療のポイント②:歯をできるだけ削らないMI治療

歯の健康な部分を極力残すため、拡大ルーペを用いて正確な診断と低侵襲治療(MI治療)を実施しています。 歯を削る量を最小限に抑えることで、長く自分の歯で噛めるようサポートします。

当院の虫歯治療のポイント③:治療後も長持ちするセラミック治療

虫歯治療後、材料の劣化などにより、虫歯が治療痕の隙間から再発することがあります。虫歯の範囲が広い場合には、セラミック治療をお勧めしています。 材料の劣化がなく、汚れもつきにくいセラミックを用いることで、再発をできる限り予防し生涯の治療回数を減らすことができます。

当院の虫歯治療のポイント④:再発を防ぐ予防重視のサポート体制

治療後も虫歯を繰り返さないよう、定期的なメインテナンスの受診を推奨しています。 病院全体で患者様の口腔状態を把握し、生活習慣やケア方法を丁寧にお伝えし、長期的な口腔の健康維持をサポートします。

当院の虫歯治療のポイント⑤:精密根管治療にも対応

 

重度の虫歯で神経に達してしまった場合でも、マイクロスコープを使用した根管治療でなるべく歯を残す治療に努めています。 感染部分をしっかり除去し、精密な治療をすることでできる限り歯の寿命を延ばします。

 

歯がしみる、痛むなどの違和感を感じたら、早めの受診が大切です。 阿佐ヶ谷で虫歯治療をお考えの方は、阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科へお気軽にご相談ください。

 

阿佐ヶ谷 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科の虫歯治療について詳しくはこちら

 

まとめ

虫歯は、数日で急激に悪化することは少ないものの、日々の生活習慣によって進行の速度が変わることがあります。初期の段階では痛みがほとんどなく、自分では気づきにくいこともあるため、冷たい物がしみるなどの小さな変化があれば、早めに歯医者へ行くことが重要です。また、段階が進むほど治療が複雑になる場合があるため、定期的な検診と毎日のケアが虫歯予防の鍵となります。

虫歯の進行や痛みでお困りの方は、阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科までお問い合わせください。

 

監修:阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科   院長 力德 史朗


経歴

・国立東京医科歯科大学(現東京科学大学) 卒業

・国立東京医科歯科大学(現東京科学大学) 大学院 卒業

・国立東京医科歯科大学病院(現東京科学大学病院)  歯科義歯外来 医員

・国立東京医科歯科大学(現東京科学大学) 非常勤講師

資格

・博士

・日本補綴歯科学会 専門医

・日本口腔インプラント学会指定研修 修了

所属学会

・日本補綴歯科学会

・日本歯科審美学会

・日本口腔インプラント学会

・日本インプラント臨床研究会

専門分野

・セラミックス審美治療

・インプラント補綴治療