虫歯を自分で確かめる方法とは?見分け方と早期発見のポイントを解説
虫歯は初期段階では痛みがほとんどなく、自覚症状が出にくいのが特徴です。そのため、自分では気づかないうちに進行してしまうこともあります。ただし、毎日のセルフチェックによって早い段階で異変に気づければ、治療の負担を軽減できる可能性もあります。 今回は、虫歯を自分で確かめるための方法や見分け方、早期発見につながるサイン、そして歯医者を受診する目安について解説します。
1. 虫歯を確かめる方法とは?セルフチェックできるサイン
初期の虫歯は、見た目や感覚のわずかな変化から気づける可能性があります。日常生活の中で確認できるポイントを整理しましょう。
①歯の色の変化
鏡で歯を見たときに、表面の一部が白く濁っていたり、茶色や黒っぽく変色している部分がある場合は、初期虫歯のサインかもしれません。特に、歯と歯の間や奥歯の溝は見落としやすいので注意が必要です。
②冷たいものや甘いものがしみる
初期段階では、冷たい飲み物や甘いものを口にした際に一瞬だけしみることがあります。これは、エナメル質(歯の表面の硬い層)が溶け始めているサインと考えられます。
③歯の表面のざらつき
舌で歯を触れたときに、いつもよりざらざらした感触がある場合は、虫歯によって歯の表面が傷んでいる可能性があります。とくに、歯の根元部分は変化を感じやすいので注意しましょう。
④食べ物が詰まりやすい
これまで気にならなかったのに、特定の歯に食べ物が詰まりやすくなった場合は、その箇所で虫歯が進行している可能性があります。
⑤軽い痛みや違和感
何もしていないのにズキッとした痛みがある、噛んだときに違和感があるといった場合も注意が必要です。神経に近い部分まで虫歯が進んでいる可能性があります。
初期の虫歯は痛みが少ないため気づきにくいものですが、色や感触の小さな変化を意識することで早期発見につながります。違和感を覚えた場合は、自己判断せず早めに歯医者で診てもらうことが大切です。
2. 虫歯を見分けるための早期発見のポイントとは?
虫歯に気付けるようになるには、日々口の中の観察が大切です。以下のポイントを意識してチェックしてみましょう。
①鏡で歯の状態を定期的に確認する
歯の裏側や奥歯の噛む面など、見えにくい部分は小さな手鏡を使ってチェックしましょう。色の変化や溝の黒ずみは、虫歯の初期サインかもしれません。
②歯ぐきとの境目に注目する
歯ぐきに近い部分は、プラーク(歯垢)がたまりやすく虫歯になりやすい場所です。白く濁っている箇所や、歯ぐきが腫れている場合は早期発見のヒントになります。
③食後の違和感を見逃さない
特定の歯だけに食べ物が詰まりやすい、噛むときに軽い痛みを感じるといった違和感があれば、歯の形が変化している可能性があります。
④歯みがき時の出血やしみを確認する
歯ブラシが触れたときに出血やしみを感じる場合は、歯ぐきの炎症やエナメル質の損傷が進行していることがあります。早めの受診が望ましいです。
毎日の小さな変化を意識して観察することで、虫歯の早期発見につながります。気になるサインがあれば、自己判断せず、早めに歯医者へ相談してみましょう。
3. 虫歯かどうか不安なときは?受診の目安と予防方法
「痛みがないけれど少し気になる」「これが虫歯なのか判断できない」というとき、どの段階で歯医者に行けばよいか迷う方も多いでしょう。ここでは、受診の目安と日常的にできる予防方法について整理します。
①痛みやしみが続く場合は早めに受診を
冷たいものや甘いものを摂取したときにしみる症状が数日続く場合、初期虫歯の可能性があります。数日様子を見ても改善しない場合は歯医者の診察を検討しましょう。
②歯の色が変化している場合も要注意
茶色や黒っぽい変色が広がっている場合、エナメル質の下で虫歯が進行している可能性があります。痛みがなくても、見た目の変化に気づいた時点で相談することが大切です。
③違和感や食べ物の詰まりが続く場合
食後に特定の歯だけ食べ物が詰まりやすくなったと感じる場合、歯の表面が虫歯によって欠け始めている可能性があります。放置すると内部まで虫歯が広がるため、早めの診断が大切です。
④定期検診で早期発見を習慣に
3〜6か月に一度の定期検診を受けることで、虫歯を初期の段階で見つけられる可能性があります。自覚症状が出る前に発見できれば、予防の観点からも有効です。
症状が軽いうちに相談することで、削る範囲を抑えられる可能性があります。虫歯は自然には治らないため、「気になるけど痛くないから大丈夫」と放置せず、早めの受診を心がけましょう。
4. 阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科のむし歯治療について
阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科では、できる限り歯を残す、治療後長持ちすることを重視したむし歯治療を行っています。 むし歯は、プラーク(歯垢)中の細菌が糖を分解して酸を生み出し、その酸によって歯が溶けていくことで進行します。 そのため、早期に発見し、適切な治療を行うことが大切です。 当院では、痛みに配慮しながら根本から改善を目指し、健康な歯を守る治療を心がけています。
【阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科のむし歯治療の特徴】
当院のむし歯治療のポイント①:痛みを抑えた優しい治療
麻酔時の痛みをできるだけ軽減するため、表面麻酔や極細の35G針を使用しています。 注射の痛みが苦手な方でもリラックスして受診していただけるよう、細部まで丁寧に配慮しています。
当院のむし歯治療のポイント②:歯をできるだけ削らないMI治療
歯の健康な部分を極力残すため、拡大ルーペを用いて正確な診断と低侵襲治療(MI治療)を実施しています。 歯を削る量を最小限に抑えることで、長く自分の歯で噛めるようサポートします。
当院のむし歯治療のポイント③:治療後も長持ちするセラミック治療
虫歯治療後、材料の劣化などにより、むし歯が治療痕の隙間から再発することがあります。むし歯の範囲が広い場合には、セラミック治療をお勧めしています。 材料の劣化がなく、汚れもつきにくいセラミックを用いることで、再発をできる限り予防し生涯の治療回数を減らすことができます。
当院のむし歯治療のポイント④:再発を防ぐ予防重視のサポート体制
治療後もむし歯を繰り返さないよう、定期的なメインテナンスの受診を推奨しています。 病院全体で患者様の口腔状態を把握し、生活習慣やケア方法を丁寧にお伝えし、長期的な口腔の健康維持をサポートします。
当院のむし歯治療のポイント⑤:精密根管治療にも対応
重度のむし歯で神経に達してしまった場合でも、マイクロスコープを使用した根管治療でなるべく歯を残す治療に努めています。 感染部分をしっかり除去し、精密な治療をすることでできる限り歯の寿命を延ばします。
歯がしみる、痛むなどの違和感を感じたら、早めの受診が大切です。 阿佐ヶ谷でむし歯治療をお考えの方は、阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科へお気軽にご相談ください。
阿佐ヶ谷 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科のむし歯治療について詳しくはこちら
まとめ
虫歯は早めに見つけることで、治療の負担を軽減できる可能性があります。歯の色の変化やしみる感覚、食べ物の詰まりといった日常の小さなサインを見逃さないことが大切です。また、定期的な検診や生活習慣の見直しによって、虫歯の予防効果を高めることもできます。 虫歯に不安がある方は、阿佐ヶ谷の歯医者「阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科」までご相談ください。
監修:阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科 院長 力德 史朗
経歴
・国立東京医科歯科大学(現東京科学大学) 卒業
・国立東京医科歯科大学(現東京科学大学) 大学院 卒業
・国立東京医科歯科大学病院(現東京科学大学病院) 歯科義歯外来 医員
・国立東京医科歯科大学(現東京科学大学) 非常勤講師
資格
・博士
・日本補綴歯科学会 専門医
・日本口腔インプラント学会指定研修 修了
所属学会
・日本補綴歯科学会
・日本歯科審美学会
・日本口腔インプラント学会
・日本インプラント臨床研究会
専門分野
・セラミックス審美治療
・インプラント補綴治療