インプラント治療の流れは?手術後の腫れや過ごし方まで解説
インプラント治療は、失った歯を補うために人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。見た目や噛む機能の回復が期待できる一方で、外科的な処置を伴うため「どのように進むのか」「手術後にどんな症状が出るのか」と不安を感じる方も少なくありません。治療を検討する際には、全体の流れや治療期間の目安、手術後の腫れや痛みの特徴、日常生活で注意すべき点を把握しておくことが大切です。今回は、インプラント治療の流れと手術後の過ごし方について解説します。
1. インプラント治療の流れと治療期間の目安
インプラント治療は段階的に進められ、全体の期間は数か月から1年以上に及ぶことがあります。ここでは一般的な流れと、それぞれの期間の目安を整理します。
①診査・診断
レントゲンやCT撮影を行い、骨の厚みや高さ、歯ぐきの状態を確認します。持病や服薬状況についての問診も行われ、治療を進められるかを判断します。
➁治療計画の立案
診断結果をもとに、必要な本数や手術方法、期間の見通しについて説明があります。この段階でリスクや注意点も確認し、納得したうえで治療に進みます。
➂一次手術(インプラント体の埋入)
局所麻酔を行い、人工の歯根となるチタン製のインプラントを顎の骨に埋め込みます。手術時間は1本であれば1時間前後が一般的です。
④治癒期間(オッセオインテグレーション)
骨とインプラントが結合する期間で、下顎は2〜3か月、上顎は3〜6か月程度が目安です。初期固定などの条件があえば、早期から仮歯を使用して過ごすことも可能です。
⑤二次手術・人工歯の装着
インプラントが骨と安定した後にアバットメント(連結部品)を取り付け、人工の歯を装着します。色や形は周囲の歯に合わせて作られ、自然な仕上がりを目指します。一度仮歯を装着し、噛み合わせなどの機能面や、歯ぐきとの調和を確認したうえで、問題がなければ最終的な人工歯へと移行します。
⑥メンテナンス
装着後は定期的な通院で噛み合わせや清掃状態をチェックし、トラブルを防ぐことが大切です。 インプラント治療は複数の段階を経て進むため、計画的に取り組むことが求められます。
インプラント治療は診断から人工歯の装着、さらにメンテナンスまで複数の工程を経て進められます。それぞれの段階を理解し、無理のない計画を立てることが、治療を長く安定させるために大切です。
2. インプラント手術後の腫れや痛みについて
手術後には腫れや痛みが出ることがありますが、多くは一時的なもので数日から1週間程度で落ち着くのが一般的です。ここでは症状の特徴と対処の目安を整理します。
①腫れの原因
手術による刺激や炎症反応で、頬や歯ぐきが腫れることがあります。特に上顎よりも下顎、または複数本埋め込む場合に痛みが出やすい傾向があります。
➁腫れのピークと回復
腫れは術後2〜3日目にピークを迎え、その後は徐々に引いていきます。1週間前後で目立たなくなることが多いです。
➂痛みの特徴
手術直後は麻酔の影響で痛みを感じにくいですが、数時間後から鈍い痛みが出ることがあります。処方された痛み止めを服用すればコントロールできるケースが大半です。
④内出血(あざ)の出現
頬やあごの部分に青紫色のあざが出ることもありますが、時間とともに黄色く変化し、1〜2週間で自然に消えていきます。
⑤熱感や違和感
軽い熱感や腫れによる圧迫感を覚えることがありますが、清潔を保ち安静にすることで改善が期待できます。ただし、強い痛みや発熱が続く場合は早めの受診が必要です。
手術後の腫れや痛みは多くの人にみられる一時的な反応で、経過とともに改善していくことが一般的です。
3. インプラント手術後の過ごし方と日常生活の注意点
インプラント手術後は、回復を促し合併症を防ぐために日常生活での注意が必要です。ここでは主なポイントを整理します。
①食事について
手術直後は傷口が安定していないため、柔らかいものや刺激の少ない食べ物を選びましょう。熱い料理や辛い食品、アルコールは避けることが推奨されます。
➁口腔内の清掃
術後1週間程度は、手術部位を磨くのは避け、歯科医師から指示された方法で優しくケアを行います。洗口液の使用が勧められる場合もあります。
➂安静と生活習慣
手術当日は強い運動や入浴で血流を急激に上げると、出血や腫れが悪化する恐れがあります。シャワー程度にとどめ、安静に過ごしましょう。
④薬の服用
抗生物質や痛み止めが処方された場合は、指示通りに服用することが重要です。自己判断で中止すると感染や炎症が悪化する可能性があります。
⑤喫煙と飲酒の制限
喫煙や飲酒は治癒を妨げる要因となるため、特に手術後数週間は控えるようにしましょう。
⑥定期的な受診
経過を確認するための通院は必ず守り、異常がある場合は早めに相談します。 インプラントを長く使い続けるためには、日常生活の注意点を守り、適切なケアを継続することが大切です。
インプラント手術後は小さな行動の積み重ねが回復を左右します。日常生活の注意点を意識して過ごすことが、合併症の予防と長期的な安定につながります。
4.阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科のインプラント治療について
阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科では、インプラント治療を「失った歯を補うためだけの治療」とは考えていません。 当院が大切にしているのは、歯をできるだけ長く使い続けることが、結果として予防につながるという考え方です。虫歯治療や根管治療、矯正、入れ歯と同様に、インプラント治療も「これ以上お口の状態を悪くさせないための予防的な治療のひとつ」として考えています。
歯を失ったままにしておくと、周囲の歯に負担がかかり、虫歯や歯周病、噛み合わせの乱れにつながることがあります。インプラント治療は、失われた歯根の役割を補い、噛む力を分散させることで、残っている歯を守るための選択肢でもあります。
【阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科のインプラント治療の特徴】
当院のインプラント治療のポイント①:専門知識をもつ歯科医師による診断
大学病院で口腔外科やインプラント治療の研鑽を積んだ歯科医師が在籍し、CT検査などを用いて顎の骨や神経の位置を把握したうえで、無理のない治療計画を立てています。
当院のインプラント治療のポイント②:信頼性を重視したインプラント体の選択
臨床データが豊富なインプラントメーカー(ストローマングループ)を使用し、耐久性や機能性を重視した素材選びを行っています。治療後も考えた、長期的な視点で治療をご提案いたします。
当院のインプラント治療のポイント③:最新医療設備を活用した精密な治療
歯科用CTやマイクロスコープなどの医療設備を活用し、事前検査と治療精度の向上に努めています。外科処置を伴うインプラント治療だからこそ、慎重な準備を重視しています。
当院のインプラント治療のポイント④:治療後を見据えたメインテナンス
治療後も定期的に状態を確認し、インプラント周囲の健康維持をサポートしています。阿佐ヶ谷で長く通える歯医者を目指しています。
阿佐ヶ谷で歯医者をお探しの方や、インプラント治療が本当に必要か迷っている方は、まずはご相談ください。現在のお口の状態と将来のリスクを踏まえた選択肢をご説明します。
阿佐ヶ谷の歯医者阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科のインプラント治療について詳しくはこちら
まとめ
インプラント治療は、診査・診断から手術、そして人工歯の装着とメンテナンスまで、段階を踏んで進められる治療法です。手術後には腫れや痛みといった一時的な症状が現れることがありますが、多くは数日から1週間程度で落ち着きます。適切なケアと生活習慣を守ることで回復が促され、長期的な安定につながります。インプラント治療を検討している方は、治療の流れと術後の注意点を理解し、自分に合った計画を立てることが大切です。インプラントについてお悩みの方は阿佐ヶ谷の歯医者 阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科までお問い合わせください。
監修:阿佐ヶ谷SHIRO歯科・矯正歯科 院長 力德 史朗
経歴
・国立東京医科歯科大学(現東京科学大学) 卒業
・国立東京医科歯科大学(現東京科学大学) 大学院 卒業
・国立東京医科歯科大学病院(現東京科学大学病院) 歯科義歯外来 医員
・国立東京医科歯科大学(現東京科学大学) 非常勤講師
資格
・博士
・日本補綴歯科学会 専門医
・日本口腔インプラント学会指定研修 修了
所属学会
・日本補綴歯科学会
・日本歯科審美学会
・日本口腔インプラント学会
・日本インプラント臨床研究会
専門分野
・セラミックス審美治療
・インプラント補綴治療