\術後はどのくらい長持ちするの?/

インプラントの
長期的な成功率

インプラント治療の予後は
実際どうなの?

インプラントの予後

インプラント治療の予後(治療後)について重要となるのが、定期的なメインテナンスと生活習慣です。
特にメインテナンスについては、定期的に行なっていないとインプラントが抜け落ちてしまう原因「インプラント周囲炎」を罹患する可能性があり、せっかくの治療がダメになってしまう場合があります。
口腔内の状態にもよりますが、3〜6ヶ月に一度は定期的に歯科医院でのメインテナンスをしていただくことをおすすめいたします。

また、生活習慣についても、喫煙などの習慣がある場合には、ニコチンなどの有害物質の影響により血流が悪くなり、骨とインプラント体の結合に時間がかかってしまうなどの悪影響があるため、禁煙が必要となってきます。

メインテナンスにしっかり通っていただき、さらに生活習慣にも問題がなければ、9割以上の方が10年以上は問題なくインプラントが機能するとされています。

研究と統計に基づく
インプラントの成功率

前歯や奥歯などどの箇所にインプラント治療を行うかや、術後の期間、患者様の年齢などにより成功率は変動しますが、基本的にはインプラント治療の成功率は90%以上とされています。

ただし、インプラント治療は治療難度が高いため、ドクターの技量に大きく左右します。
特に前歯部のインプラントや骨造成を行なっての治療の場合、ある程度の臨床経験が無いと対応が難しく、もし経験のないドクターが不十分な状態でインプラントを埋入してしまうと、数ヶ月〜数年でインプラントが抜け落ちるなどの不備に繋がってしまう場合があります。
どこでインプラント治療を受けるかは非常に重要なので、医院選びは慎重に行ってください。

インプラント治療の成功に必要なポイント

インプラント治療を成功させるためには事前の検査としっかりとしたケアが重要となり、そのためには何度もお伝えしている通り、ドクターの技量や適切な医院選びが重要です。

また、インプラント治療の成功を左右する要因は、オペ自体もそうですが、その後のアフターケアやメインテナンスにもあります。
インプラントがダメになる一番の理由は、治療後に定期的に通院しない(メインテナンスを受けない)ことです。メインテナンスを受けないと歯周病菌による歯茎の炎症(インプラント周囲炎)が生じ、インプラントが抜け落ちます。

そのため、ご自身でのセルフケアはもちろんのこと、3〜6ヶ月に一度は歯科医院でのプロフェッショナルケアを受けていただくことをお勧めしております。

アフターケアについて

アフターケアについて

インプラント治療直後の状態

インプラント手術の後は、抗生物質を3日〜1週間ほど服用していただきます。また痛みがある場合には、鎮痛剤の服用も必要となります。
手術後の食事については、麻酔による痺れが収まり次第、食事が可能となります。
ただし、熱いものや刺激が強いものは傷口への負担が大きいため、控えていただく必要があります。

食後については、柔らかめの歯ブラシで手術部位を避けて歯磨きをしてください。
少し磨きにくいかもしれませんが、歯磨きを行わないとお口の環境が悪くなり、感染症のリスクが高くなってしまいます。
また、手術当日は血流が良くなりすぎないように長風呂や運動などは控えていただく必要があります。

治療後の過ごし方

歯磨き

手術後1〜2週間ほどで手術部分の縫合糸を取る処置を行います。
ですので、その日までは手術部分の歯磨きは控えてください。抜糸後は柔らかい歯ブラシをご用意いただき、インプラント部分を優しく磨いてください。

入浴

入浴することにより血の巡りを良くしてしまうため、術後2〜3日は湯船への入浴は控えていただき、シャワーのみで過ごしていただく必要があります。
また、出血や痛み・腫れがある場合には症状が落ち着くまで入浴はお控えください。

運動

入浴同様に血の巡りを良くしてしまうため、2〜3日は控えてください。
また、激しいトレーニングや激しい運動は1週間ほどは控えてください。

術後の痛みや違和感

痛みについて

歯茎を切開する治療となりますので、炎症が起き術後2〜3日は痛みや腫れが起こりやすくなります。
多くの場合は鎮痛剤を服用することで痛みは落ち着いていきますが、1週間以上痛みが続く場合は歯科医院へご相談ください。

違和感

治療後はお口の中に違和感を感じる場合があります。ほとんどの場合が一時的な違和感のため、数日ほどで慣れていきます。
もし違和感を感じても、治療部位を指や歯ブラシなどで刺激を与えてはいけません。触れてしまうことにより炎症や腫れ、出血の原因となってしまいます。

アフターケアがインプラントの寿命に与える影響
インプラントは、アフターケアにより大きく寿命が変わっていきます。アフターケアができていないと歯周病菌が繁殖して、インプラント周囲炎という歯周病の一種になってしまい、インプラントの脱落の原因となります。
定期的にケアをしていくことで、インプラントは10年以上使用することが可能です。

セルフケア

毎日の歯磨きはもちろんのこと、歯間ブラシやフロスを使用して、歯と歯の境目も丁寧にケアしていくことが必要です。


歯科医院でのケア

歯科医院でのプロフェッショナルクリーニング(PMTC)や口腔状態の確認などを定期的に行い、歯周病菌が増えない状態を作ることが大切です。もちろん、歯周病だけでなく、他の歯の虫歯や噛み合わせのチェックなど、総合的に診察を行なっていきます。

歯周病とインプラントの関係

歯周病とインプラントの関係

インプラント治療は骨の量が十分でなければできない治療となります。その妨げとなるのが歯周病の存在です。
歯周病は細菌によって歯を支えている歯肉や歯槽骨が徐々に破壊されていきます。
そのため、インプラント手術を受ける前には、歯周病の検査をしっかりと行い、治療後に抜け落ちてしまうことがない状態で手術に臨みます。

インプラント周囲炎について

インプラントは人工歯のため虫歯になることはありませんが、インプラント周囲炎という歯周病が起こる可能性があります。

インプラント周囲炎になるとインプラント周辺の骨が破壊されていき、インプラントが抜け落ちてしまう原因となります。
歯茎のみが炎症している軽度の段階であれば、歯科医院でのクリーニングなどにより改善を見込むことができますので、定期的なメインテナンスとあわせて、通院中の歯科医院でケアをしていくことが必要です。

セカンドオピニオンも対応中

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