case9他院での抜歯後、奥歯のインプラントと周囲歯冠修復を行った症例

治療前後の写真

写真は奥歯を含む一連の歯列を、口腔内から撮影したものです。

治療前
治療前

欠損部の周囲に、色調の異なる被せ物や磨耗した歯質が見られ、歯列の連続性が失われている状態です。

治療後
治療後

欠損部にインプラントによる被せ物が装着され、周囲の歯も含めて白く自然な色調に統一されています。

お悩み

他院で奥歯を抜いたので、インプラント治療を受けたい」とご来院されました。すでに抜歯を終えた状態でのご来院でしたので、欠損部の機能回復とあわせて、周囲の歯との見た目の調和を図ることが今回の治療の目的となりました。

診査・診断

抜歯後の欠損部について、口腔内の状態と隣接する歯の状態をあわせて確認し、インプラントによる治療が可能と判断しました。欠損部の骨の状態や周囲の歯との位置関係を踏まえてインプラントの埋入位置を決め、あわせて周囲の歯についても被せ物の形と色を見直し、歯列全体としてのバランスを整える方針としました。

治療の流れ

インプラント治療は、おおむね次のような手順で進めます。

  1. インプラント埋入手術欠損部の顎の骨にチタン製のインプラント体を埋め込みます。
  2. 治癒期間インプラントと骨がしっかり結合するまで、一定の期間を置きます。
  3. 上部構造の型取り・作製歯茎の治癒を確認したのち、口腔内の型取りを行い、ジルコニアを使った被せ物を作製します。
  4. 被せ物の装着・色調調整周囲の歯の色に合わせてジルコニアクラウンの色付けを行い、装着します。
  5. メインテナンス装着後も定期的に来院いただき、インプラント周囲の状態を確認していきます。

今回の症例では、欠損部へのインプラント埋入に加えて、周囲の歯についても被せ物を作り直し、歯列全体としての見た目を整えました。

抜歯を終えた状態からのご相談にも対応しています

インプラント治療では、抜歯とインプラントの埋入を同時に行ったり、抜歯した部分に骨を補う処置をあわせて行ったりと、抜歯のタイミングに合わせて治療計画を立てられる場合があります。しかし今回のように、他院ですでに抜歯を終えた状態でご相談いただくケースも珍しくありません。

この場合、抜歯にあわせて骨を補うといった処置のタイミングを合わせることはできませんが、歯を失った部分の骨は時間の経過とともに少しずつ吸収していく性質がありますので、まずは現在残っている骨の量と質をしっかり確認し、インプラントを安全に埋入できる状態かどうかを見極めることを重視しました。

今回の治療費の内訳にも骨造成にあたる項目は含まれておらず、インプラントの埋入と被せ物の作製という基本的な流れで治療を進めることができました。すでに抜歯を終えている状態からのご相談であっても、残っている骨の状態を丁寧に見極めることで、インプラントによる回復を目指すことができます。

治療の概要

主訴他院で奥歯を抜いたので、インプラント治療を受けたい
治療期間4ヶ月
治療費インプラント(奥歯)1本分 550,000円(税込)
ジルコニアアンレー 1本分 77,000円(税込)
ジルコニアクラウン色付け(奥歯)1本分 110,000円(税込)
リスク術後の口腔管理が不適切な場合、埋入したインプラント周囲に感染・炎症を起こし、脱落する可能性があります。

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