case6前歯を失った方への
審美的なインプラント治療

初診時の写真

仮歯をつけた状態
仮歯をつけた状態
仮歯を外した状態
仮歯を外した状態

来院のきっかけ

患者様は「小さい頃に失った前歯をきれいに治したい」と来院されました。前歯部の欠損により、見た目や噛み合わせのバランスに違和感があり、審美的にも機能的にも自然な口元を取り戻したいというご希望でした。

初診時の状態

初診時には、他院で製作された仮歯が装着されており、取り外して確認すると長期間の欠損により歯槽骨の吸収が進行している状態でした。
歯並びや噛み合わせにもわずかな乱れが見られたため、当院では包括的な治療計画のもと、マウスピース矯正とインプラントを組み合わせた治療を提案しました。

矯正治療(クリアコレクトによるマウスピース矯正)

まずは、歯列全体のバランスを整えるために、マウスピース矯正(クリアコレクト)による部分矯正を実施しました。
矯正により、前歯部に十分なスペースを確保することで、インプラントが理想的な位置に埋入できる環境を整えました。

インプラント埋入と骨造成(GBR)

矯正終了後、欠損していた前歯部にインプラント体を埋入しました。この部位では、歯が長期間存在しなかったことで骨が吸収されており、インプラントを安定させるためには骨造成が必要でした。
そのため、埋入手術と同時にGBR(骨誘導再生法)を行い、必要な骨の厚みと高さを補っています。

ダイレクトボンディングによる審美補綴

インプラント部位が周囲の天然歯と調和するよう、隣接する前歯にダイレクトボンディングを行い、色調や形態を微調整しました。
これにより、インプラント単体での仕上がりではなく、前歯全体として自然な一体感のある美しさを実現しています。

ダイレクトボンディングとは?

ダイレクトボンディングとは、歯の色に合わせた樹脂(レジン)を直接歯に盛り足して形や色を整える治療法です。歯を削る量が少なく、短時間で自然な見た目に仕上げられるのが特徴です。

治療前後の比較

治療前
治療前
治療後
治療後

治療前は、前歯の欠損により見た目のバランスが崩れていましたが、矯正による歯列調整、インプラントによる機能回復、そしてダイレクトボンディングによる審美補綴を組み合わせることで、自然で調和の取れた美しい口元が実現されました。
スマイルラインも整い、患者様の表情全体に明るさと自然さが生まれました。

担当医師の所感

前歯部のインプラント治療は、単に歯を補うだけでなく、口元全体との調和を重視した精密な治療計画が必要です。

本症例では、矯正・インプラント・審美補綴を一貫して丁寧に行うことで、見た目の美しさとしっかり噛める機能性の両立を実現しました。
患者様からも「自然に笑えるようになった」とご満足いただき、私たちにとっても印象深い症例となりました。

治療の概要

治療時期 2024年6月
主訴 小さい頃無くした前歯をインプラントにしたい
治療内容 術前にマウスピース矯正を行い歯列を整えました。
インプラント埋入手術と同時にGBRを行いました。
周囲の歯も審美的にダイレクトボンディングを行いました。
治療期間 9ヶ月
治療費 クリアコレクトBasic
440,000円(税込)
インプラント(前歯)1本分
550,000円(税込)
GBR 55,000円(税込)
リスク セラミックの破折、
色調の再現に限界があります。

セカンドオピニオンも対応中

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